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    録音情報07/盛浩司さんのうた

    • 2011.10.31 Monday
    • 10:52
      (アユ)--2006年に徳之島・亀津で録音した盛浩司さんのうたです。
    盛さんは「福盛堂」という三線を製造・販売している店を切り盛りしながら、しまうた教室も運営されておられます。


    03. 三京ぬ後 (04:15)


    07.   天地あもろ〈口説〉 (08:13)


    09. はやし口説 (6:35)


    17. 震災節〈徳之島一切節の曲で〉 (3:07)



    曲の紹介を付しておきましょう。
    1.三京ぬ後--フシマゲは、盛さん独特であり、サンシル奏法もすこしチョーキングしたような工夫をこらした響きです。そしてなんといっても、三線制作会社の社主の使うサンシルですから、よく音が出ています。 

    2.天地あもろ--いわゆる「羽衣伝説」徳之島版を口説で展開したもの。演奏時間はなんと、8分13秒。これを聞いていると、やはり徳之島は口説の島であることが実感されます。子供の子守唄で隠されている羽衣を見つけて、それを纏うと、もとの若い天女になるのです。そして四人の子供を天に連れ帰ろうとするのですが、持ちきれず下の子だけを置いていきます。異界から来て、結婚生活を経て、再びその異国に帰っていくという説話パターンは世界中にみかけられます。ギリシア悲劇の「メディア」では、夫の不貞に激怒した王女メディアが、わが子を殺し、竜車に乗って、異国に帰っていくという壮絶な最期を展開するのです。

    3.はやし口説--島(徳之島)のシマ(集落)がおもしろおかしく紹介されているもので、「全島口説」とは違った内容が歌われる。現在でこの曲は、最期の「ワイド節」や「六調(夏目踊り)」の前に演奏されるとかで、宴が盛り上がった時に歌われるとか。

    4.「震災節」--無理を言って、演奏してもらいました。メロディーは「徳之島ちゅっきゃり節」。阪神大震災の被害を、沖縄間の船の中で知った盛さんは、それまで計画していた島唄大会を急遽、阪神大震災へのチャリティーコンサートに切り替えて、赤字を出してまで、そのコンサートを敢行。同時に、徳之島出身者が多い長田に思いを馳せて、震災に関する歌詞を作ったのです。阪神大震災の被災者としては、こういう行為ほど嬉しいものはありません。盛さんに感謝しなくてはなりません。

    以上4曲だったのですが、口説の島の魅力を伝え、そして震災節を聞いていただくという意味もあり、貴重な機会でした。



    トラックナンバー、曲名、演奏時間の順です。

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